ペットに対するアロマの使用については否定的な意見を多く聞くことがあります。ペットアロマを推奨する意見がある一方で、インターネットを検索すると「ペットにアロマは危険!」「猫にアロマは命にかかわる!」といった記事も目にします。
優れた嗅覚
動物は人間よりもはるかに優れた嗅覚を持っています。そのため、アロマを使用することは嗅覚を強烈に刺激し、ペットにとって負担になるという意見です。
確かに動物は人間よりも優れた嗅覚を持っています。しかし、犬猫の嗅覚が「優れている」とされる理由は、単にニオイの強弱の話ではありません。 人間が感じることが出来ない微量の匂いの成分も敏感に嗅ぎ分けることができることが優れているという事です。
動物の嗅覚が優れているからという理由だけでは「危険」とは言えません。ただしアロマの種類によっては刺激が強い物もあります!
こういったものはペットに使用するのを避けたり、使用の際には使用量に気を付けるなど配慮を行うことで安全に使用することができます。
人間も香りの好き嫌いがあるように、ペットにも香りの好みの個人差がありますのでこの点も考慮してあげましょう。
「アロマ」の中身
ペットにアロマを使用する場合、またはペットと暮らすご家庭でアロマを使う場合には、人工合成された香料としての「アロマ」ではなく、植物100%から抽出された天然のアロマ(=エッセンシャルオイル、精油)を使用しましょう。
エッセンシャルオイルの使用方法は、その目的によって大きく3つあります。
芳香・・・香りを拡散させて楽しむ
塗布・・・身体に塗って使用する
摂取・・・飲む
この使用方法はメーカーそれぞれで異なりますので、必ずメーカーの注意書きをよく読んでから使用してください。
一般的にアロマというと「芳香」の目的で販売されていることが多いです。この場合、「雑貨」という扱いになるため身体に塗布したり飲んだりすることはNGです。こういったアロマをペットが舐めてしまったら、確かに危険です。
ペットアロマで使用する場合には必ず「摂取」ができるもの(食品添加物扱いで販売されているもの)を使用しましょう。
身体を舐める
動物(特に猫)は身体を舐めてしまうことを大前提としてアロマ(エッセンシャルオイル)を選んでください!
代謝能力の違い
動物種動物のサイズ年齢体質などによって使用する濃度や使用頻度を工夫して安全に使用していきましょう。 人間とは代謝能力が違うから、ペットには気を付けて使うということが必要です。
Part2へつづく

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